「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」
~(ユネスコ憲章、前文の一文)~
を合言葉に日夜草の根活動を展開しているNGO(NPO)組織です。
以下、もっともっと広く・深く鳥取ユネスコ協会のことを知って頂くためにQ&A形式で解説とPRを致します。
Q1 ユネスコって何ですか?
A ローマ字で書くとUNESCOで、国際連合(United Nations)教育(Educational)科学(Scientific and)文化(Cultural)機関(Organization)の頭文字をつないで作られた名前で、いわば略称です。二十世紀の二度にわたる世界大戦の深い反省に立って「世界の平和と安全の維持」の為に1946年に設けられた国際機関の一つです。日本は1951年、第6回ユネスコ総会で60番目の加盟国として悲願の加盟が認められました。
Q2 「民間ユネスコ運動」って何ですか?
A 民間ユネスコ運動はユネスコの理念に賛同し、その理念を社会に広めるため草の根の人々が取り組んでいる平和運動です。その運動を支えているのはボランティア精神です。特筆すべきは日本(日本政府)が加盟国として認められるに先駆けること4年、1947年に世界で最初のユネスコ協力会(現在はユネスコ協会)として仙台で産声をあげました。本年は丁度創設60周年、記念すべき節目の年に当たります。この様に「ユネスコ活動」は国際機関、各国政府機関、非政府機関の三つの顔を持ってます。
Q3 鳥取ユネスコ協会はいつ頃できたのですか?
A 元県教育長の鶴田憲次 氏を中心とする教育界、商工産業界など各界の若手有志12人が発起人となり、広く市民に呼びかけて1975年8月9日、鳥取ユネスコ協会設立総会を開催、初代会長に鶴田憲次氏を選任、正式に鳥取ユネスコ協会の設立を宣言する。
- 設立後間もない同年10月には中国ブロック・ユネスコ活動研究会を開催。
- 設立4年後の1979年には全国大会(第35回)を招致。
- 更に1983年、1995年、1998年と中国ブロック・ユネスコ活動研究会を主管するなど教育、科学、文化、国際コミュニケーションの問題について広く市民と協力し、中国ブロック内の各ユ協・日本ユネスコ協会連盟と連携して精力的にユネスコ活動を展開してきました。そして、2005年、創設30周年に当たり
- 鳥取ユネス協会設立30周年祝賀行事
- 中国ブロック・ユネスコ活動研究会並びに県内弥生時代遺跡スタディツアー
- 韓国ユネスコ忠清北道協会との文化交流事業(5回目)の三大事業を一気に展開(10月8・9・10日)一時期を画しました。
Q4 鳥取ユネスコ協会はどのような活動をしているのですか?
A 文字どおり教育・科学・文化・国際コミュニケーションに係わる諸活動をしていますが、2006年の実態は次の通りです。
- 子供英語教室(毎週月曜日、幼児・小低・小高3クラス、通年)
- 砂丘一斉清掃協力参加(春・秋2回)
- 「写真で見る日韓交流の歴史」パネル展(日韓文化交流6回目)
- ユネスコ協力校(4校)学校訪問(ユネスコ理念啓発)
- 大塚美術館見学・研修(文化の旅)
- 協力校と合同で街頭募金(世界寺子屋運動の一環)
- 私の町のたからもの絵画展(9回目)
- チャリティーバザー(世界寺子屋運動の一環)
- 研修会〔1〕講宴会「謂われなき虜囚をかえりみて」講師 蜂谷弥三郎氏
- 研修会〔2〕ユーススタディinインド「報告会」赤木綾香氏
- 書きそんじハガキキャンペーン
Q5 民間ユネスコ運動には誰でも参加できるのですか?
A 私たち民間ユネスコ運動の発展のためには一般市民の参加と協力が必要であり大切です。Q2でも触れたようにユネスコ活動には三つの顔がありますが「平和のとりで」は一般市民の誠実な支持を得て初めて築かれるのです。その考えに賛同して活動しているユネスコの仲間は大きなうねりとなって世界に広がり、120カ国、約5000協会を数えます。鳥取ユネスコ協会は会員数も少なく活動範囲も限られていますが、格式ばらず背伸びせず、自然体で活動を継続していきたいと考えています。一人でも多くの方が関心をお寄せ頂き、ご参加くださることをお待ちしています。